すいなのこと。

こんにちは、江の島のヒーリング&リラクゼーションKisuiの土田です。

今日は、改めまして私が行なっている推拿(すいな)のことをお話ししたいと思います。

私がすいなと出会ったのは、中国留学中の1999年ごろ。
もう20年も前だと思うと驚きです。

その当時は北京にいたのですが、
北京など中国の北方では按摩(あんま)、上海など南方では推拿(すいな)と呼ばれていました。

推は水平方向へ押す、拿はつかむ、按は真下に押す、摩はなでる
というような意味があり、
つまりは、手を使って相手の体を押したり、つかんだり、指圧したり、撫でたりする療法という事です。

ただ、それだけではリラクゼーションのひとつで終わりそうですが、
推拿がなぜ鍼灸、漢方と並んで中国3大療法の一つと言われているのかは、
その優れた診断方法にあるのではないかと思います。

弁証といわれる、その診断方法は非常に多岐に渡っていて、
患者さんの体質、家族の健康状態、食事、住居、睡眠の状態、便通、感情の状態、
それから、望診と言われる舌診断であったり顔色、脈診、匂いなど、
できる限り多くの情報を得て、治療方法が決定されます。

まさに全体をみて治療する、今で言うホリスティックとはこう言う事なんだと思います。
一つのことだけでこうだ!と決めつけるのではなく、こうしていろんな面から患者さんを理解した上で治療していくので、
とても信頼ができると思ったのが推拿に惹かれた理由の一つです。

そしてもう一つ。
推拿は病気を予防できる上に、とても気持ちの良い方法だと言うこと。

鍼灸や漢方薬もとても優れた療法だと思いますが、
それには多少苦痛が伴います。
痛そう、とか薬だと不味そう、などです。

苦痛がないため、子供さんから妊婦さん、高齢の方まで世代を問わず行える療法です。

私は日本で推拿の手技と、気功を学んだ後、
上海中医薬大学日本校の推拿学科でさらに中国医学の基礎理論を2年ほどかけて勉強しました。

その際に推拿学科の陳先生が教えてくれた言葉があります。
上工治未病、中工治已病
優秀な医者は病気を予防し、並みの医者は病気を治療する、と言う意味です。

中国の古典にある言葉だそうですが、
病気を予防することは、優れたお医者さんに匹敵するくらい素晴らしいことなのだ、とその時私は思いました。
イチセラピストの私ができる、もっとも意味のある事だと思います。

それ以来、予防という事を常に考えて生活するようになりました。

ほぼ薬も飲まず、病院には検診で行くくらい、ちょっとした不調は自分で治すすべを持っています。

そしてこれからは、
そういったことを、もっともっと必要とされている方にお伝えしていきたいと思います。

それでは、今日はここまで。